N-BOX SLASH(N/)の純正タイヤサイズ・ホイールサイズ・インチダウン【2014.12~ JF1/JF2】
ホンダのNシリーズ・N-BOX SLASH(N/)JF1/JF2の純正タイヤサイズ・ホイールサイズ・インチダウン・マッチングをご紹介します。
Tokumeigakarinoaoshima – 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる
1. N-BOX SLASHとは?|ホンダが贈る新感覚の軽自動車
N-BOX SLASH(エヌボックス スラッシュ)は、ホンダの軽自動車Nシリーズの第5弾として2014年12月に登場しました。
N-BOXをベースにしながらも、従来の軽自動車の概念を打ち破るような個性的なデザインが特徴で、特に若年層やセカンドカーとしての購入層から高い支持を受けたモデルです。車名の「SLASH」は斜線(スラッシュ)を意味し、既存の常識を切り裂くような挑戦的なコンセプトを体現しています。
軽自動車ながらも存在感のある外観、自由度の高い内装、そして高品質なサウンドシステムなど、機能とスタイルの両立を目指して開発されました。
Nシリーズの中でも異彩を放つ一台として、自動車ファンの間でも一定の評価を獲得しています。
2. デザインの特徴|低全高×ツートーンカラーが生み出すスタイル
N-BOX SLASH最大の特徴はそのデザインにあります。
標準的なN-BOXとは異なり、車高をあえて抑えた低全高のシルエットを採用し、まるで2ドアクーペを彷彿とさせる外観を実現しています。リアドアのハンドルはCピラーに隠されており、サイドから見ると完全な2ドアスタイルに見えるのもポイント。
都会的でスタイリッシュなイメージを持たせることで、女性ドライバーや感度の高いユーザー層に刺さるデザインとなっています。
ボディカラーはツートーンを含む豊富なバリエーションがあり、ポップなカラーリングやクラシック調のカラーまでラインナップされていました。
特に特別仕様車「ノヴァカントリースタイル」は、ブラウン系のアクセントが映える上質感を演出し、インテリアとの統一感も抜群でした。
3. インテリアの魅力|5つの世界観で選べる空間デザイン
内装には、ホンダのデザイン哲学が色濃く反映されています。
N-BOX SLASHでは、ユーザーのライフスタイルや好みに合わせて5種類のインテリアカラーパッケージが選べるのが最大の魅力です。
アメリカンダイナー風やヴィンテージスタイル、モダンで落ち着いたトーンまで、まるで異なる車に乗っているかのような感覚が味わえる構成となっていました。
シートやダッシュボードの素材感にもこだわりがあり、質感の高いファブリックや合成皮革を使用するなど、軽自動車の常識を超える快適な空間を提供しています。
また、ホンダ独自の「サウンドマッピングシステム」を搭載し、まるでライブハウスのような臨場感ある音響空間を実現。音楽を愛するドライバーにとって大きな魅力の一つです。
4. エンジンと走行性能|ターボモデルも選べる安心のスペック
パワートレインは、660cc直列3気筒DOHCエンジンを搭載し、自然吸気(NA)とターボの2タイプが選択可能です。
自然吸気エンジンは58馬力、ターボエンジンは64馬力と、日常の街乗りから高速道路の巡航まで快適な走行性能を発揮します。
組み合わされるトランスミッションはCVT(無段変速機)で、滑らかな加速と低燃費を両立しています。
また、駆動方式は前輪駆動(FF)と四輪駆動(4WD)の2タイプが用意され、降雪地帯やアウトドアにも対応可能。
軽自動車ながらも、しっかりとした足回りとホンダらしい走りの楽しさが味わえる点が、多くのユーザーから評価されました。
5. 安全面と安全装備|VSAやヒルスタートなどを標準装備
N-BOX SLASHは、デザインや内装だけでなく、安全性にも抜かりがありません。
標準装備として、デュアルフロントエアバッグ、VSA(車両挙動安定化制御)、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)、EBD(電子制御制動力配分システム)、ヒルスタートアシストなど、現代の安全基準をしっかりと満たす装備が搭載されています。
当時の軽自動車では珍しかったこれらの機能により、運転初心者やシニア層にも安心して運転できる車として支持されました。
また、ボディ骨格には高張力鋼板を多用するなど、衝突安全性能にも優れた設計となっており、ファミリーカーとしても信頼できる存在でした。
6. 生産終了とその理由|個性派軽自動車の一時代の終焉
N-BOX SLASHは、発売当初から個性を重視するユーザーに強く支持されましたが、N-BOXシリーズ全体のフルモデルチェンジに伴い、新型には継続されず、生産は2020年に終了となりました。
車高を抑えた独自のスタイルは一部ユーザーには高く評価されましたが、実用性の高い標準的なN-BOXに比べるとファミリー層への訴求力がやや弱く、市場の主流からは外れてしまったともいえます。
それでも、中古市場では今なお根強い人気を誇っており、特にインテリアのバリエーションやサウンド機能に魅力を感じるユーザーからは「復活してほしい軽」として名前が挙がることも少なくありません。
N-BOX SLASHは「軽の概念を覆す」一台だった
N-BOX SLASHは、単なる移動手段としての軽自動車を超え、デザイン性やライフスタイル提案を重視した画期的なモデルでした。
斬新なエクステリア、選べるインテリア、充実した安全装備、高音質のサウンドシステムなど、随所にホンダの技術とセンスが光っています。
現在は新車での購入はできませんが、中古市場で見かけた際にはぜひ一度体験してみる価値のある一台です。
N-BOX SLASH(N/)の標準(純正)タイヤサイズ
N-BOX SLASHの標準(純正)タイヤサイズは以下の通り。
◎155/65-14
◎165/55-15
※型式:JF1/JF2
N-BOX SLASH(N/)の標準(純正)ホイールサイズ
N-BOX SLASHの標準(純正)ホイールサイズは以下の通り。
◎4.5-14 +40 4/100
◎4.5-15 +45 4/100
※型式:JF1/JF2
ナットサイズ
M12×1.5-19HEX
N-BOX SLASH(N/)のインチダウン
N-BOX SLASH(N/)13インチまでインチダウンが可能です。
タイヤサイズ
◎145/80-13
◎155/65-14
ホイールサイズ
◎4.0-13 +45~38 4/100
◎4.5-14 +45~40 4/100
基本的にモデルチェンジ前の「N-BOX」と同じで13インチまでのインチダウンは問題なく可能です。
ちなみに、155/65-13でも履けると思ってる方が多いみたいですが、タイヤ外径が1インチほど違うのでNG。ちゃんと外形の近い「145/80-13」を装着してください。
ホンダはナット形状が「球面形状」なので、社外ホイールを使う際は純正ナットで取り付けできない可能性があります。(社外ホイールは60度テーパー座面が多いので純正ナットで取り付けを考えているのであれば注意が必要)
まとめ
Nシリーズの中では個人的に外観が一番好きなのが「N-BOX SLASH」。
タイヤはホワイトリボン、ホイールはディッシュタイプのメッキ系が似合うんじゃないかと思ってます。
外観が格好いいんで、足元もおしゃれすると、よりカッコイイんじゃないかと!