【整備業の未来がここに】オートサービスショー2025 東京ビッグサイトで開催中!EV・自動運転の最前線を体感
自動車整備業界の注目イベント「オートサービスショー2025」が、東京ビッグサイトにて6月19日(木)から21日(土)までの3日間にわたり開催されています。
今回で第38回を数えるこの展示会は、自動車関連の整備機器や新技術が一堂に会する国内最大規模のイベントとして、多くの業界関係者や自動車整備に関心のある人々で賑わっています。
テーマは「次世代モビリティと共に歩む整備機器」。
EV(電気自動車)やADAS(先進運転支援システム)、そしてSDV(ソフトウェア定義車両)といった新時代の車両に対応した機器が展示され、来場者が実際に見て触れて体験できる貴重な機会となっています。
【注目の出展機器と体験型展示】
今回のオートサービスショーの大きな魅力は、最新機器をただ見るだけでなく、実際に操作体験ができる体感型展示が充実している点にあります。たとえば、整備業界でも注目されているAI診断スキャナーや、ADASに対応したエーミング機器、EV向けの大型リフトなど、すぐにでも整備現場で活用できそうな機器がずらりと並びます。
あるブースでは、自動車整備士や整備系YouTuberによるセッションも開催され、実際の整備現場での活用事例や導入時の工夫がリアルな声で共有されていました。
また、会場内では各種パネルディスカッションも行われており、「EV時代の整備とは」「物流現場の車両メンテナンス改革」など、業界の課題に即したテーマが扱われている点も注目です。
【大手企業の技術力に触れるチャンス】
オートサービスショーでは、国内外の整備機器メーカーやサプライヤーが多数出展しています。
なかでも注目されたのが、グローバル企業ボッシュ(Bosch)の出展ブースです。ここでは、次世代型のセンサー技術や車両制御ソリューションが紹介されており、自動運転やSDVに必要な高精度技術を間近で確認できます。
また、日本国内でも信頼の厚い整備機器メーカーが多数出展しており、EV対応のリフト機器、省力化を実現する作業補助装置、洗車機や環境対応型の板金ツールなど、未来の整備を支える幅広い製品が出揃いました。
【整備現場の「働きやすさ」も追求】
本イベントでは、「整備機器=テクノロジー」だけではなく、「働く人」の視点にも重きを置いています。
安全性の向上、省力化、作業環境の快適化といった切り口から、整備士の労働環境を改善するための提案が多数見られました。
たとえば、腰に負担をかけない昇降式の車両リフトや、熱中症対策としての作業場用エアクーラー、作業時の動線を最適化するための機器配置設計など、細やかな配慮が感じられる展示内容が来場者の関心を集めていました。
【セミナー・デモンストレーションで学びも充実】
イベント期間中は、各社の専門家によるセミナーやデモンストレーションも連日開催されています。
これらは整備業に携わるプロはもちろん、将来を見据えて情報収集を行う経営層や導入担当者にとっても非常に有意義な場です。
最新ツールの使い方や業務改善のヒントを得られる機会として、座席は早々に満席になることも。実際に足を運んだ人からは「すぐに現場で活かせる内容だった」「導入イメージが明確になった」という声も多数寄せられていました。
【未来の整備業界を体感するリアルイベント】
オートサービスショー2025は、単なる製品展示会にとどまらず、整備業界全体の「これから」を感じることができる場となっています。
EV・自動運転・ソフトウェア定義車両といった時代の要請にどう向き合っていくか。そのヒントが、このイベントには詰まっています。
これから車両整備の業務に携わるすべての人にとって、この展示会は間違いなく一見の価値があるでしょう。最先端の技術を目にし、現場の課題を共有し、そして明日の整備のあり方を考えるきっかけに。ぜひ会場へ足を運んでみてください。
【開催概要】
・名称:第38回オートサービスショー2025
・日程:2025年6月19日(木)〜21日(土)
・会場:東京ビッグサイト 東1・2・3ホール+屋外展示場
・入場料:一般1,500円/学生500円(事前登録で無料)