レヴォーグの純正タイヤサイズ・ホイールサイズ・インチダウン【2014.06~ VM4/VMG】
スバルが製造・販売するステーションワゴン「レヴォーグ」の純正タイヤサイズ・ホイールサイズ・インチダウン・マッチングをご紹介します。
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【徹底解説】VM系レヴォーグの魅力と特徴:初代モデルの真価とは?
スバルが誇るスポーツワゴン「レヴォーグ」の初代モデル、通称“VM系”は、2014年から2020年まで販売されたロングセラー車種です。
レガシィツーリングワゴンの後継として開発され、日本市場向けに最適化されたこのモデルは、実用性と走行性能、安全性のすべてにおいて高い評価を獲得しています。
本記事では、VM系レヴォーグのスペック、装備、安全性能から中古市場での動向までを徹底的に解説します。
1. VM系レヴォーグとは?モデル概要と背景
VM系レヴォーグは、スバルがグローバル展開よりも“日本市場特化”という方針のもと開発したスポーツワゴンです。
車名「LEVORG」は、「LEgacy(レガシィ)」「reVOlution(革新)」「touRinG(ツーリング)」の3語を組み合わせた造語で、スバルの新時代を切り開く意志が込められています。
従来のレガシィよりも全長を短く抑えつつ、ワゴンとしての積載性や快適性はしっかりと維持。
コンパクトかつ力強い外観と、走りの愉しさを追求した設計思想は、スバルファンのみならず幅広いユーザーに支持されました。
2. ボディサイズ・プラットフォーム・積載性
VM系レヴォーグのボディサイズは、全長4,690mm、全幅1,780mm、全高1,485〜1,490mm。
ホイールベースは2,650mmで、取り回しやすさと室内空間のバランスに優れています。
車両重量は1,530〜1,560kgと、AWDシステム搭載車としては比較的軽量に抑えられている点も特徴です。
荷室容量は最大522Lと広く、後部座席を倒せば大容量のラゲッジスペースが確保可能。日常使いの買い物はもちろん、旅行やアウトドア、趣味の道具の積載にも十分な容量を持ちます。
3. エンジンラインナップと走行性能
VMレヴォーグには、スバル伝統の水平対向4気筒直噴ターボエンジンが2種類搭載されています。用途や走行スタイルに応じて選べるラインナップが魅力です。
◉ 1.6L直噴ターボ(FB16型)
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最大出力:170PS(4,800~5,600rpm)
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最大トルク:250Nm(1,800~4,800rpm)
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燃費:17.6km/L(JC08モード)
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使用燃料:レギュラーガソリン
主に街乗りや高速走行に適し、扱いやすさと燃費性能を両立した万能型のエンジンです。運転初心者やファミリーユースにも人気があります。
◉ 2.0L直噴ターボ(FA20型)
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最大出力:300PS(5,600rpm)
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最大トルク:400Nm(2,000~4,800rpm)
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燃費:13.2km/L(JC08モード)
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使用燃料:ハイオクガソリン
STI系に搭載されることが多いこのエンジンは、スポーツ志向のドライバー向け。
アクセルを踏み込んだ瞬間から立ち上がる強烈な加速とトルク感が、ワゴンとは思えない走行性能を提供します。
4. 駆動方式と走行安定性の高さ
スバルといえば、全車AWD(全輪駆動)での高い走行安定性が魅力です。
VM系レヴォーグもその例に漏れず、全車にフルタイムAWDが搭載されています。
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1.6Lモデルは「アクティブトルクスプリットAWD」
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2.0Lモデルは「VTD-AWD(可変トルク配分)」
さらに組み合わされる「リニアトロニックCVT」は、スムーズな加速とレスポンスの良さを実現。
路面状況を問わず、安定感のあるドライビングが楽しめる点が、レヴォーグならではの大きなアドバンテージです。
5. グレード構成と装備の違い
VM系レヴォーグには複数のグレード展開があります。基本のGT系に加えて、STIブランドによるスポーティ仕様も展開されていました。
グレード | 主な特徴 |
---|---|
1.6GT EyeSight | ベーシックモデル、安全装備が標準搭載 |
1.6GT-S EyeSight | スポーツサスペンション・18インチホイール装備 |
1.6STI Sport | STI専用チューニングと内装パーツ採用 |
2.0GT-S EyeSight | 高出力エンジンで本格派の走り |
2.0STI Sport | 上質な内装+STIサスペンションで走行性能を最適化 |
また、「Proud Edition」や「Advantage Line」などの特別仕様車も期間限定で販売され、これらは希少価値のあるモデルとして現在も中古車市場で人気です。
6. 安全性と快適性:スバルの真骨頂「アイサイト」
VM系レヴォーグには、スバル自慢の先進運転支援システム「EyeSight(アイサイト)」が全車に搭載されています。
主な機能は以下の通り:
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プリクラッシュブレーキ(自動緊急ブレーキ)
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アダプティブクルーズコントロール
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レーンキープアシスト
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後退時自動ブレーキ(オプション)
さらに、車内装備ではナビやマルチファンクションディスプレイ、Apple CarPlayやAndroid Autoによるスマホ連携、RECARO製シートなど、ドライバーの快適性を重視した設計が随所に見られます。
7. 中古車市場での評価と選び方
VM系レヴォーグは現在、中古車市場でも非常に高い人気を誇っています。
とくに1.6Lモデルはレギュラーガソリン仕様かつ燃費も良いため、維持費を抑えたいユーザーに適しています。
一方で、2.0LのSTI Sport系は希少性と走行性能の高さからプレミア的な扱いを受けており、価格が高騰する傾向にあります。
選ぶ際のポイントは以下のとおり:
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用途に応じてエンジンを選ぶ(1.6L:普段使い、2.0L:スポーツ志向)
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EyeSightのバージョン確認(年式によって機能が異なる)
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STI Sportの装備有無(足回り・内装)
整備履歴や走行距離だけでなく、装備やグレードの差を見極めて選ぶことが、満足度の高い購入につながります。
まとめ:VM系レヴォーグは「走りも積載も妥協しない一台」
スバル「VM系レヴォーグ」は、実用性・走行性能・安全性という3つの柱を高次元で融合した優れた車種です。
コンパクトなボディに高出力ターボ、全車AWD、先進安全装備まで揃っており、初代モデルでありながら今なお高い商品力を誇っています。
中古車でスポーティかつ信頼性の高いワゴンを探している方には、VM系レヴォーグは間違いなく「買い」の一台です。
レヴォーグの標準(純正)タイヤサイズ
レヴォーグの標準(純正)タイヤサイズは以下の通り。
◎215/50-17
◎225/45-18
※型式:VM4/VMG
レヴォーグの標準(純正)ホイールサイズ
レヴォーグの標準(純正)ホイールサイズは以下の通り。
◎7.0-17 +55 5/114.3
◎7.5-18 +55 5/114.3
※型式:VM4/VMG
ナットサイズ
M12×1.25-19HEX
レヴォーグのインチダウン
レヴォーグは純正装着サイズやアイサイト搭載の可否によって、インチダウンの可否、どこまで下げられるかが違います。
17インチ標準装着車のインチダウンサイズ
タイヤサイズ
◎215/55-16
◎205/60-16
ホイールサイズ
◎6.5-16 +55~45 5/114.3
※1.6GTアイサイト車はインチダウン不可。1.6GTは16インチへのインチダウン可能です。
上記ホイールのインセット「+55~45」は、17インチの標準ホイールを基準にして計算で算出したものとなりますので参考までに。
「+48」のインセットで標準サイズのホイールの出具合とほぼ変わらない状態となります。
「+48」以降のインセットを選ぶと車体側にホイールが入っていき、「+55」で計算上は17インチ純正ホイールのインナーの位置にかなり近い状態になります。(カスタムホイール以外、+55以降のホイールは無いでしょう)
通常選ぶなら「6.5-16 +48~45 5/114.3」のホイールサイズを選んでおけば問題ありませんが、ホイール形状によって取付の可否があるので、必ず仮当てや購入店に聞いてください。
18インチ標準装着車のインチダウンサイズ
18インチ標準装着の場合は、スタッドレスを18インチで選ぶとインナーに当たってしまうため、17インチへのインチダウンが必須となります。(車両説明書にインチダウンの指示が書いてます。)
タイヤサイズ
◎215/50-17
ホイールサイズ
◎7.0-17 +55~48 5/114.3
上記ホイールのインセット「+55~48」は、18インチの標準ホイールを基準にして計算で算出したものとなりますので参考までに。
「+48」のインセットで標準サイズのホイールの出具合とほぼ変わらない状態となります。
「+48」以降のインセットを選ぶと車体側にホイールが入っていき、「+55」で計算上は18インチ純正ホイールのインナーの位置にかなり近い状態になります。
通常選ぶなら「7.0-17 +53~48 5/114.3」のホイールサイズを選んでおけば問題ありませんが、ホイール形状によって取付の可否があるので、必ず仮当てや購入店に聞いてください。
※インチダウンは自己責任でお願いします。
まとめ
もう一度言いますが、1.6GTアイサイト車はインチダウン不可!!
18インチ標準装着車は17インチへのインチダウン必須!
インチダウンするとタイヤ幅が225→215と細くなるのでインナーへの干渉がなくなるんでしょう。