【新型ノア追記有】ノアの純正タイヤサイズ・ホイールサイズ・インチダウン【2014.01~ ZWR80G/ZRR80G/ZRR80W/ZRR85G/ZRR85W】
トヨタが製造・販売を行うミニバン「ノア(ZWR80G/ZRR80G/ZRR80W/ZRR85G/ZRR85W)」の標準タイヤサイズ・ホイールサイズ・インチダウン・マッチングをご紹介します。
※2022年3月1日 新型ノア追記有
Tokumeigakarinoaoshima – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる
80系ノアとは?家族に寄り添うトヨタの実力派ミニバンを徹底解説
80系ノアは、トヨタが手がけたミドルクラスミニバンの第3世代モデルです。2014年に登場し、快適な室内空間と高い実用性、優れた燃費性能で多くの家族から支持されてきました。本記事では、80系ノアの開発背景、特徴、エンジン性能、装備、グレード構成、兄弟車との違い、そして中古市場での評価まで詳しく紹介します。
80系ノアの登場背景と発売時期
80系ノアは2014年1月に登場し、先代モデル(70系)の課題を解消すべく開発されました。特に乗り降りのしやすさと、室内の快適性、安全性能の強化が重点的に改善された点が特徴です。販売開始以降、マイナーチェンジを経て装備や安全機能の充実が図られ、長期間にわたり安定した人気を保っていました。2022年には後継の90系ノアにバトンタッチし、80系はその役目を終えました。
ミニバンとしての使いやすさを徹底追求した設計
80系ノア最大の特徴は、低床フロア設計による優れた乗降性です。地上高を抑えることで、お子さまや高齢者でも安心して乗り降りが可能。また、室内は非常に広く設計されており、3列シートを備えることで7人または8人がゆったりと乗車できます。
特に注目すべきは、2列目シートのロングスライド機能やシートアレンジの多様性です。旅行やレジャー、送迎などあらゆる場面に柔軟に対応できる仕様となっており、ファミリー層には非常に魅力的なポイントとなっています。
エンジン性能と燃費:ガソリン車とハイブリッドの選択肢
80系ノアには、ガソリン車とハイブリッド車の2種類がラインナップされていました。ガソリンモデルには、2.0Lの直列4気筒エンジンが採用され、日常的な走行から高速道路まで幅広く対応可能。低回転から力強いトルクを発揮し、乗車人数が多くてもストレスの少ない運転を可能にしています。
一方、ハイブリッドモデルではトヨタのハイブリッドシステム「THS II」を採用。1.8Lエンジンとモーターの組み合わせにより、**燃費性能は23km/L以上(JC08モード)**と非常に優れており、経済性を重視する方にとって大きなメリットとなります。
安全性能と運転支援機能
マイナーチェンジ以降、80系ノアにはトヨタ独自の安全技術パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準または選択装備として搭載されました。このパッケージには以下のような機能が含まれます。
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プリクラッシュセーフティシステム:前方の車両や歩行者を検知し、衝突回避をサポート。
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車線逸脱警報(LDA):車線からの逸脱を警告。
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オートマチックハイビーム(AHB):対向車を検知して自動で切り替え。
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レーダークルーズコントロール:高速道路での長距離走行を快適にサポート。
さらに、パノラミックビューモニターやスマートアシスト機能なども搭載されており、初めてミニバンに乗る方にも安心です。
外寸と内寸のバランスが絶妙なボディ設計
80系ノアは都市部での運転や駐車もしやすい全長約4.7m・全幅1.7mの5ナンバーサイズを維持しつつ、室内は3列シートを活かした広々設計。以下は代表的なサイズです。
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全長:4,695mm
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全幅:1,695mm
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全高:1,825〜1,870mm
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ホイールベース:2,850mm
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室内長:2,930mm
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室内幅:1,540mm
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室内高:1,400mm
室内空間は横にも縦にも余裕があり、大人7人が乗っても窮屈さを感じにくい設計です。旅行や長距離移動にも適しています。
グレードと装備の違い
80系ノアには多彩なグレードが用意されており、装備内容や外観デザイン、快適性などに違いがあります。代表的なグレードは以下の通りです。
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X:ベースグレード。価格を抑えつつ必要最低限の装備。
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G:快適装備を充実させたバランス型。両側電動スライドドアなどを標準装備。
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Si(エアログレード):スポーティな外観で若年層や男性に人気。
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HYBRID G / HYBRID X:ハイブリッド専用グレードで燃費重視の方向け。
それぞれのグレードには細かなオプション設定も可能で、ニーズに応じたカスタマイズがしやすい点も評価されています。
兄弟車との違い
80系ノアには兄弟車として「ヴォクシー」「エスクァイア」が存在します。これらは基本構造こそ共通ですが、ターゲット層やデザインに明確な違いがあります。
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ヴォクシー:若々しさやスポーティさを重視したデザイン。男性ユーザーに人気。
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エスクァイア:高級感を前面に出した上質な内外装。メッキ加飾が多く、大人向け。
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ノア:もっともオーソドックスなファミリー向けデザインで、安心感と親しみやすさを重視。
いずれの車種も基本性能は同等のため、見た目や装備の好みに応じて選択可能です。
中古市場での評価と選び方
80系ノアは、耐久性と信頼性の高さから中古車市場でも人気のあるモデルです。特にハイブリッドモデルやエアログレード(Si)はリセールバリューが高く、走行距離や年式に応じた価格変動も安定しています。
購入時には以下のポイントを確認するのがおすすめです:
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バッテリーやハイブリッドシステムの状態
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車検・点検記録の有無
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修復歴の有無
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スライドドアや電装品の動作確認
整備履歴がしっかりしている個体を選ぶことで、長く安心して乗ることができます。
ノアの標準(純正)タイヤサイズ
ノアの標準(純正)タイヤサイズは以下の通り。
◎195/65-15
◎205/60-16
※型式:DBA- ZWR80G/ZRR80G/ZRR80W/ZRR85G/ZRR85W
ノアの標準(純正)ホイールサイズ
ノアの標準(純正)ホイールサイズは以下の通り。
◎6.0-15 +50 5/114.3
◎6.0-16 +50 5/114.3
※型式:DBA- ZWR80G/ZRR80G/ZRR80W/ZRR85G/ZRR85W
ナットサイズ
M12×1.5-21HEX
ノアのインチダウン
ノアは15インチまでのインチダウンが可能となっています。
タイヤサイズ
◎195/65-15
ホイールサイズ
◎6.0-15 +53~50 5/114.3
上記ホイールのインセット「+53~50」は、16インチの標準ホイールを基準にして計算で算出したものと、廉価ホイールでサイズ設定がありマッチングがとれているものを調べて記載しています。参考までに。
「+50」のインセットで標準サイズのホイールの出具合が一緒の状態となります。
通常「6.0-15 +53~52 5/114.3」のホイールサイズがノア用として販売されているので、この辺りのサイズの廉価ホイールを選んでおけば問題ありませんが、ホイール形状によって取付の可否があるので、必ず仮当てや購入店に聞いてください。
※インチダウンは自己責任にてお願い致します。
【追記】新型ノア(90系)タイヤサイズ
8年ぶりにフルモデルチェンジして、1月13日より販売になった新型ノア(90系)。フェイスが前にもましてオラ感ありますね。
投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる
ノア全体でみると新型は4代目にあたり、3代目には設定されていなかったハイブリッド4WDモデルが追加されています。
ちなみに3代目までは5ナンバー車がありましたが、4代目新型ノアからは5ナンバー車は消滅し3ナンバー車のみの設定なっています。
色々と変更点が加えられていますが、私的に一番変更が加わったと思われるのは足回り。
今までのノア(60系~80系)までは、195/65-15と205/60-16の2サイズ設定でしたが、15インチが消滅し「205/60-16」「205/55-17」の2サイズに変更になりました。(オプションで215/45-18)
そしてインセットが「+50」の標準設定が共通してつかわれていましたが、新型からは「+40」と浅いインセットに変更されています。
新型ノアが3ナンバーに変更になっていることからわかる通り、全幅が前モデルよりも大きくなっているため、それに合わせてインセットも浅めに変更さたのではと思ったり。
これが意味する事は、過去ノアに装着していた汎用ホイールの流用が難しくなったということです。
ワイトレやスペーサー等噛ませることで装着することは可能かもしれませんが、ホイールの形状などで干渉する可能性も捨てきれないのでやるなら自己責任にて。
逆に「+40」のインセットになると、アルファード・ヴェルファイアの汎用ホイール流用が可能になってくる可能性も見えてきますね。
まだ私の方で現車でのマッチングが取れていないので装着可能なインセットやJ数頭詳しい範囲がわかりませんが、15インチへのインチダウンは基本的に無理だと思っていた方が良いでしょう。
分かり次第追記の形でお知らせします。
まとめ|80系ノアは家族の“頼れる相棒”
80系ノアは、「使いやすさ」「燃費性能」「安全性能」の3拍子がそろったバランスの良いミニバンです。小さなお子様から高齢者まで、あらゆる世代に配慮された設計は、まさにファミリーカーの理想形といえます。
新型の90系が登場しても、その完成度と信頼性により、80系ノアの価値は今後も変わらず支持され続けるでしょう。中古でお得に良質なミニバンを探している方には、ぜひ検討したい1台です。