エスクァイアの純正タイヤサイズ・ホイールサイズ・インチダウン【2014.10~ ZWR80G/ZRR80G/ZRR85G】
トヨタが製造・販売を行うミニバン「エスクァイア」の純正タイヤサイズ・ホイールサイズ・インチダウン・マッチングをご紹介します。
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トヨタ・エスクァイアとは?上質な5ナンバーミニバンの魅力を徹底解説
トヨタが2014年から2021年まで展開していた「エスクァイア(Esquire)」は、ミドルサイズミニバン市場における新しい価値を提示した存在でした。
「ノア」や「ヴォクシー」と同じ基本設計を持ちながら、上質なデザインと装備を追求し、都会派ファミリーやシニア層など幅広い層に支持されたモデルです。
本記事では、そんなエスクァイアの魅力を、開発背景から装備、安全性能まで徹底解説します。
上質さを追求したミニバンという立ち位置
エスクァイアは、「ミニバン=実用性重視」という従来のイメージを覆すべく、「高級セダンのような存在感」をコンセプトに開発されました。
プラットフォームはノア/ヴォクシーと共通ながら、エスクァイア独自の縦型メッキグリルやサテン仕上げの加飾により、見た目からして一線を画しています。
このモデルは特に、公共機関やビジネスシーン、そしてフォーマルな場面にも違和感なく馴染むよう設計されており、「ちょっと良いミニバンに乗りたい」というニーズに応える選択肢として企画されました。
内装の高級感と快適性が際立つ室内空間
エスクァイアの最大の特徴のひとつが、その洗練された室内空間です。ブラックを基調とした内装に、シルバーやピアノブラックの加飾が施され、高級ホテルのラウンジを思わせる落ち着いた雰囲気を演出しています。
シート表皮には合成皮革が使われ、一部グレードではダブルステッチ入りの専用デザインが採用されるなど、ディテールにもこだわりが感じられます。セカンドシートは7人乗り仕様でキャプテンシートを採用し、最大810mmのスライド量を誇ります。リビングのように足を伸ばせる空間が生まれ、長距離移動も快適です。
さらに、フロントとリアそれぞれにオートエアコンが備えられ、乗員全員が快適に過ごせるよう配慮されています。
高効率なパワートレインと優れた燃費性能
エスクァイアは、ユーザーのライフスタイルに応じて選べる2種類のパワートレインが用意されていました。
ガソリン車は、2.0L直列4気筒エンジン(3ZR-FAE)にSuper CVT-iを組み合わせ、スムーズな加速と十分な出力を両立。特に街乗りでは扱いやすく、静粛性も高い点が評価されていました。WLTCモードでは13.6km/L、JC08モードでは16.0km/Lの燃費性能を実現し、維持費を抑えたい層にも好評でした。
一方、ハイブリッドモデルにはプリウスなどと同様の1.8Lアトキンソンサイクルエンジンと電気モーターを組み合わせたシステムが採用され、WLTCモードで19.8km/L、JC08モードでは23.8km/Lという高い燃費性能を発揮。通勤や送迎などの毎日の利用でも燃料コストを大幅に抑えることができ、経済的です。
使い勝手の良さと先進の快適装備
ミニバンとしての実用性も抜かりありません。両側にパワースライドドアを備えており、子ども連れの家庭や高齢者でも乗降がスムーズ。
また、助手席側にはロングアシストグリップを設けるなど、細やかな配慮が行き届いています。
荷室は3列目を左右にはね上げるタイプの収納方式を採用し、大型のベビーカーやキャンプ道具も余裕で積み込めます。
車内の収納スペースも多く、ドリンクホルダーやアッパーボックスなど、日常生活での利便性に優れています。
さらに、静粛性を高めるために、フロントガラスには遮音性の高いガラスを採用。オーディオの音質にもこだわっており、オプションでJBL製プレミアムサウンドシステムも選択可能でした。
安心感を支える安全性能と運転支援技術
安全面では、当時のトヨタが誇る「Toyota Safety Sense C」が全車標準装備されていました。
これは、プリクラッシュセーフティ(衝突回避支援)、レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)、オートマチックハイビームといった機能で構成されています。
また、VSC(車両安定制御システム)、TRC(トラクションコントロール)、ヒルスタートアシストなども搭載されており、滑りやすい路面や坂道発進時でも安定した挙動を維持できます。
これらの装備は、子育て世代から高齢者まで、安全に対する不安を減らす要素として高く評価されていました。
特別仕様車「ブラックテーラード」の魅力
エスクァイアには、特別仕様車「Gi“Black-Tailored”」も登場しました。
このモデルは、フロントグリルやフォグランプベゼルにスモークメッキを施し、全体を引き締めた印象に仕上げられています。
内装にも専用ブラックシート表皮(合成皮革×ブランノーブ)が採用され、高級感と個性を両立。
エスクァイアの魅力をより際立たせた一台となっており、スタイリッシュで特別感のあるミニバンを求める層から高い支持を受けました。
生産終了とその後の系譜
エスクァイアは2021年12月をもって生産終了となりました。モデル末期には、ノア/ヴォクシーとの販売台数の差やブランド整理の観点から、統合が決定されたと考えられています。
2022年には、次世代型ノア・ヴォクシーがフルモデルチェンジされ、これまでエスクァイアが担っていた「上質なミニバン」のポジションも吸収。新型では高級グレード「S-Z」や「Zプレミアム」などが展開され、エスクァイアの哲学を現代風に再構築した存在となっています。
エスクァイアの標準(純正)タイヤサイズ
エスクァイアの標準(純正)タイヤサイズは以下の通り。
◎195/65-15
※型式:DBA-ZWR80G/ZRR80G/ZRR85G
エスクァイアの標準(純正)ホイールサイズ
エスクァイアの標準(純正)ホイールサイズは以下の通り。
◎6.0-15 +50 5/114.3
※型式:DBA-ZWR80G/ZRR80G/ZRR85G
ナットサイズ
M12×1.5-21HEX
エスクァイアのインチダウン
エスクァイアは15インチ以下へのインチダウンは不可となります。
まとめ
エスクァイアは同じノア・ヴォクシーと一緒なので16インチの設定もあるかと思いきや、タイヤ・ホイールの設定に関しては15インチ設定しかありません。