エルグランドの純正タイヤサイズ・ホイールサイズ・インチダウン【2010.08~ TE52/TNE52/PE52/PNE52】
日産が製造・販売を行う最高級ミニバン「エルグランド(TE52/TNE52/PE52/PNE52)」の純正タイヤサイズ・ホイールサイズ・インチダウン・マッチングをご紹介します。
Tokumeigakarinoaoshima – 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる
日産エルグランド E52型(TE52/TNE52/PE52/PNE52)の違いと特徴を徹底解説
日産が誇るラグジュアリーミニバン「エルグランド」は、ファミリーユースからビジネス送迎まで幅広く支持されているモデルです。なかでも、2010年に登場したE52型シリーズは、旧来のFRレイアウトから一新され、FF(前輪駆動)プラットフォームを採用。これにより低床化が実現され、乗降性と居住性が格段に向上しました。
本記事では、E52型における代表的な4つの型式「TE52」「TNE52」「PE52」「PNE52」について、それぞれの特徴や違い、どんなユーザーに向いているのかを詳しく解説します。
E52型エルグランドとは?
E52型エルグランドは、2010年8月に登場した3代目モデルです。それまでのエルグランドはFR(後輪駆動)を基盤にした設計でしたが、E52型からは一転してFFレイアウトに変更。これにより、車内の床が低くなり、3列シートへのアクセスや荷物の積み下ろしが格段に楽になりました。
また、外観はエッジの効いた大胆なデザインに変貌。大型フロントグリルや迫力のあるヘッドライトが高級感を演出しています。高級志向のインテリアや安全装備の充実度も相まって、ミニバン市場において確固たる地位を築きました。
型式別の構成と違い
E52型には4つの主要な型式が存在し、エンジンや駆動方式に応じて分類されています。それぞれの型式が示す意味と主な違いを以下に紹介します。
型式 | 駆動方式 | エンジン | 排気量 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
TE52 | 2WD(FF) | VQ35DE | 3.5L | 高級志向、パワー重視のFF車 |
TNE52 | 4WD | VQ35DE | 3.5L | TE52の4WD版、雪道や山道に強い |
PE52 | 2WD(FF) | QR25DE | 2.5L | 実用性・経済性重視のFF車 |
PNE52 | 4WD | QR25DE | 2.5L | PE52の4WD版、積雪地帯向け |
TE52 / TNE52:3.5Lモデルの特徴
パワフルなV6エンジン「VQ35DE」搭載
TE52とTNE52に搭載されている「VQ35DE」エンジンは、日産が長年培ってきた名機。最高出力は280ps前後で、力強い加速とスムーズな走行性能を提供します。高速道路での合流や追い越し時にも余裕があり、フル乗車や荷物満載でもストレスの少ない走行が可能です。
高級感ある内外装と装備
TE52/TNE52は上位グレードに分類され、「Highway STAR Premium」や「Urban CHROME」などがラインナップ。エクステリアにはメッキパーツや専用ホイールを採用し、インテリアでは木目調パネルや本革シートが用意されているモデルも存在します。BOSE製高級サウンドシステムや後席エンタメモニターも装備可能で、快適性が非常に高いです。
TNE52は4WD仕様
TNE52はアテーサE-TSという電子制御4WDシステムを搭載しており、雪道や濡れた路面でも安心感があります。走破性を求めるユーザーには、TNE52が特におすすめです。
PE52 / PNE52:2.5Lモデルの特徴
実用的なQR25DEエンジンを採用
PE52およびPNE52に搭載されているQR25DEエンジンは、排気量2.5Lの直列4気筒エンジンで、燃費とコストのバランスに優れたユニットです。最高出力は約170psと控えめながら、日常の街乗りや買い物、通勤などにおいては十分なパフォーマンスを発揮します。
維持費の安さが魅力
自動車税や燃費、オイル交換などのランニングコストは、3.5Lモデルに比べて抑えられています。とくに家計を意識するファミリーユーザーにとって、PE52やPNE52は魅力的な選択肢となります。
PNE52は4WDで雪道も安心
PNE52は4WD仕様で、雪の多い地域や山間部にお住まいの方でも安心して使用できます。生活四駆として十分な性能を発揮し、日常的な運転を支えてくれるモデルです。
装備と快適性
E52型エルグランドは、上位グレードのみならずエントリーグレードでも装備が充実しています。主な快適装備と安全機能を以下にまとめます。
快適装備
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パワースライドドア(両側対応モデルあり)
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2列目キャプテンシート+オットマン(グレードにより)
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トリプルエアコン(前・中・後席で独立調整可能)
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静粛性に優れたキャビン設計
安全機能
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インテリジェントエマージェンシーブレーキ
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車線逸脱警報(LDW)
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アラウンドビューモニター(駐車支援)
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全車速対応クルーズコントロール(グレードによる)
これらの装備により、家族全員が安心・快適に長距離ドライブを楽しむことができます。
燃費と維持費の目安
E52型エルグランドは大型ミニバンであるため、軽量コンパクトカーのような燃費は望めませんが、以下のような目安で維持費を見積もることができます。
モデル | 駆動方式 | カタログ燃費(JC08) | 実燃費の目安 |
---|---|---|---|
PE52 | FF | 約10.8 km/L | 約8〜9 km/L |
PNE52 | 4WD | 約10.0 km/L | 約7〜8 km/L |
TE52 | FF | 約9.4 km/L | 約6〜7 km/L |
TNE52 | 4WD | 約8.9 km/L | 約5〜6.5 km/L |
中古市場での価値と選び方
E52型エルグランドは長寿モデルで、2020年代中盤になっても現役で流通しています。中古価格帯は走行距離やグレードによって差がありますが、60万〜200万円前後と幅広く選択肢が豊富です。
チェックポイント:
-
CVTの状態(加速の滑りや変速ショック)
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スライドドアの動作
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サスペンションやブッシュのへたり
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ナビ・電子機器の正常動作
エルグランドの標準(純正)タイヤサイズ
エルグランドの標準(純正)タイヤサイズは以下の通り。
◎215/65-16
◎225/55-18
※型式:DBA-TE52/TNE52
◎225/55-18
※型式:DBA-PE52/PNE52
エルグランドの標準(純正)ホイールサイズ
エルグランドの標準(純正)タイヤサイズは以下の通り。
◎7.0-16 +50 5/114.3
◎7.5-18 +55 5/114.3
※型式:DBA-TE52/TNE52
◎7.5-18 +55 5/114.3
※型式:DBA-PE52/PNE52
エルグランドのインチダウン
エルグランド(E52系共通)は16インチまでのインチダウンが可能となっています。
17インチへのインチダウン
タイヤサイズ
◎215/60-17
ホイールサイズ
◎7.0-17 +55~49 5/114.3
上記ホイールのインセット「+55~49」は、18インチの標準ホイールを基準にして計算で算出したものと、その他ホイールで過去装着したことがあるものとなります。
「+49」のインセットで18インチ標準サイズのホイールの出具合と一緒の状態となります。(廉価でこのインセットのホイールがあれば。カスタムは別)
通常選ぶなら「7.0-17 +53~48 5/114.3」のホイールサイズを選んでおけばサイズ設定もあり、マッチングのとれている安いホイールがあるので問題ありませんが、ホイールは形状によって取付の可否があるので、必ず仮当てや購入店に相談してみてください。
※インチダウンは自己責任にてお願い致します。
16インチへのインチダウン
タイヤサイズ
◎215/65-16
ホイールサイズ
◎6.5-16 +55~42 5/114.3
上記ホイールのインセット「+55~42」は、18インチの標準ホイールを基準にして計算で算出したものと、その他ホイールで過去装着したことがあるものとなります。
「+42」のインセットで18インチ標準サイズのホイールの出具合と一緒の状態となります。(廉価でこのインセットのホイールがあれば。カスタムは別)
通常選ぶなら「6.5-16 +53~48 5/114.3」のホイールサイズを選んでおけばサイズ設定もあり、マッチングのとれている安いホイールがあるので問題ありませんが、ホイールは形状によって取付の可否があるので、必ず仮当てや購入店に相談してみてください。
※インチダウンは自己責任にてお願い致します。
まとめ
ただしエルグランドはTPMS装着車なので、ホイールのバルブ穴にTPMS取り付けの加工が施してあるホイールを選んだほうが良いですね。
現在は廉価ホイールにもTPMS対応ホイールがでてますので、探すのも難しくありません。
スタッドレスを履いている期間だけTPMSのランプつきっぱなしでも良ければ、あえて加工されたホイールを選ぶ必要もないとは思いますが。
20221129:TPMSは2014年1月販売車から廃止になってたみたい。それ以前の52系はTPMSついてるのでお気を付けを。
日産エルグランド E52型は、その派生型式によって性格が大きく異なります。
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TE52 / TNE52(3.5L): パワーと高級感を求める方に最適
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PE52 / PNE52(2.5L): 燃費とコスパを重視するユーザーにおすすめ
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4WDモデル(TNE52・PNE52): 雪国や山道走行に安心
使用目的や地域、維持費を総合的に考慮し、最適な型式を選ぶことが満足度の高いカーライフにつながります。